「おいしい!」がお口を育てる。子どもの味覚の発達と歯の健康のつながり
子どもの好き嫌いや偏食が気になっていませんか?実は味覚の発達には、よく噛めるお口づくりが深く関係しています。
そこで今回は、歯とお口の健康から考える子どもの味覚を育てるポイントをご紹介します。
子どもの「味覚」はいつ育つの?

「野菜を食べてくれない」「決まったものしか食べない」、お子さんの偏食に悩む保護者の方は少なくありません。でも、子どもが食べものの好き嫌いをするのは、わがままではなく、「味覚がまだ育っている途中」であることが多いのです。
人間の味覚を感じる味蕾(みらい)は、生まれたときが最も多く、成長とともに変化していきます。幼い子どもが大人よりも味に敏感だったり、苦みや酸味を強く感じたりするのはそのためです。だからこそ、子どものうちから「いろいろな味を経験すること」と「しっかり噛めるお口をつくること」が、豊かな味覚を育てる上でとても大切になってきます。
よく噛むことが、味覚を育てる
唾液が「おいしさ」を引き出す

食べものをよく噛むと、唾液がたくさん分泌されます。唾液には食べものの成分を溶かして味蕾に届けるはたらきがあり、これが「味を感じる」ことに直結しています。よく噛まずに飲み込むと、食べものの味が十分に感じられないまま食事が終わってしまいます。
噛むことで食材本来の味がわかる
しっかり噛むほど、食材のうまみや甘みがじわりと口の中に広がります。噛む回数を増やすだけで、薄味でもおいしく感じられるようになり、将来的な濃い味への依存も予防できます。子どものうちから「噛む習慣」をつけることは、生涯にわたる食の豊かさにもつながっています。
乳歯がしっかり生えていることが大切

よく噛むためには、歯が健康であることが前提です。乳歯が虫歯になって早く抜けてしまったり、痛くて噛めなかったりすると、自然とやわらかいものばかり食べるようになってしまいます。それが続くと、顎の発達や噛む筋肉の成長にも影響し、将来の歯並びや食べる力にも関わってきます。
「乳歯はどうせ生え変わるから」と思いがちですが、乳歯は子どものお口の発達にとって重要な役割を担っています。虫歯の予防と早めのケアが、豊かな味覚づくりの土台になるのです。
夏休みは食事の時間を見直すチャンス
夏休みは家族で食卓を囲む機会が増える時期です。ぜひこの機会に、食事の時間を少しだけ意識してみてください。よく噛んで食べること、いろいろな食感の食べものを取り入れること、楽しい雰囲気でゆっくり食べること、そうした積み重ねが、子どもの味覚を豊かに育てていきます。
まとめ
今回は、歯とお口の健康から考える子どもの味覚を育てるのポイントをご紹介しました。
子どもの味覚を育てるためには、よく噛める健康なお口の環境づくりが大切です。
こじまデンタルクリニックでは、お子さんの歯の健康だけでなく、噛む力やお口の発達についてもご相談をお受けしています。「うちの子、ちゃんと噛めているかな?」と気になることがあれば、ぜひ気軽にお声がけください。

以下のコラムもあわせてご覧ください。














