子どもの歯はなぜ虫歯になりやすいの?夏休みに気をつけたいポイント
「毎日ちゃんと磨いているのに、子どもの歯が虫歯になってしまう…」そんなお悩みをお持ちの親御さんは多いのではないでしょうか。
実は、子どもの歯は大人の歯と比べて虫歯になりやすい特徴があります。さらに、夏休みなどの長期の休みは生活リズムや食生活が乱れがちになる時期でもあり、虫歯のリスクが高まる季節です。
今回は、子どもの歯が虫歯になりやすい理由と、夏休みに気をつけたいポイントについてご紹介します。
子どもの歯が虫歯になりやすい理由とは?
乳歯は永久歯よりも弱い
乳歯は、表面を守っているエナメル質の厚さが永久歯の約半分しかなく、酸に対する抵抗力が低いのが特徴です。そのため、一度虫歯になると進行がとても早く、気づいたときには大きく広がっていることも。
歯磨きがまだ不十分
子どもは、自分でしっかり歯を磨くのが難しいため、磨き残しがどうしても出てしまいます。特に、奥歯の溝や歯と歯の間は汚れが残りやすく、虫歯の温床となってしまいます。
甘いお菓子や飲み物が好き
子どもが好きなチョコレートやキャラメル、ジュースなどは糖分が多く、粘着性が高いため歯にくっつきやすい傾向があります。長時間お口の中に糖分があると、虫歯菌が酸を作り続け、虫歯の原因になります。
夏休みに特に気をつけたいこと
夏休みは生活リズムが崩れやすく、間食の回数が増える傾向があります。おやつは時間を決めて食べるようにしましょう。りんご・チーズ・お茶など、歯にやさしいものを選ぶのがおすすめです。
また、旅行や外出が増えるこの時期は、歯磨きがおろそかになりがちです。外出先でも歯ブラシを携帯したり、キシリトール入りタブレットを活用するとよいでしょう。
さらに、毎日の仕上げ磨きは欠かせません。特に夜寝る前の仕上げ磨きは虫歯予防にとってとても重要です。小学校低学年までは保護者のサポートが必要です。加えて、よく噛んで食べる習慣を身につけることで唾液の分泌が促され、虫歯菌の働きを抑える効果も期待できます。
当院の小児歯科の取り組み
こじまデンタルクリニックでは、お子様が「歯医者さん=怖い」と感じないよう、丁寧なコミュニケーションを大切にしています。無理に抑えて治療を行うことはせず、お子様の気持ちに寄り添った診療を心がけています。
虫歯は予防と早期発見が何より大切です。定期的な検診と、治療が必要な場合はしっかり治療しておきましょう。
まとめ
今回は、子どもの歯が虫歯になりやすい理由と、夏休みに気をつけたいポイントについてご紹介しました。
子どもの歯は、虫歯になりやすく、進行も早いもの。でも、毎日のケアとちょっとした工夫で虫歯はしっかり防ぐことができます。
当クリニックでは、お子様の将来の歯の健康を見据えて、優しく丁寧なケアを提供しています。この夏休み、ご家族みんなでお口の健康を見直してみませんか?