子どもの歯と健康を守る!知っておきたいお口のチェックポイント
子どものお口は日々成長し、変化しています。乳歯が生え始める時期から永久歯に生え変わるまでの間に、適切なケアや観察を行うことは、将来の健康な歯並びや口腔環境を作ることにつながります。
今回は、親御さんが日常生活で簡単にできる「子どものお口のチェックポイント」をご紹介します。
1. 歯の生え変わりの進行を確認
子どもの歯は乳歯から永久歯に生え変わります。一般的に6歳頃から12歳頃にかけて乳歯が抜け、永久歯が生えてきます。その際に以下のポイントをチェックしましょう 。
- 抜けた乳歯の部分から永久歯が順調に生えているか
- 永久歯が変な方向に生えていないか
- 乳歯が長期間抜けずに残っていないか
2. 虫歯の有無を確認
子どもの歯は大人の歯よりエナメル質が薄く、虫歯になりやすい特徴があります。特に歯と歯の間、歯と歯茎の境目、奥歯の溝を注意深く観察してください。
虫歯の兆候として、歯に白っぽい斑点がある、黒ずみや変色が見られる、歯が欠けているなどがあります。また、お子様が歯の痛みを訴える場合は、虫歯が進行している可能性が高いです。早めの受診を心がけましょう。
3. 歯並びや噛み合わせに注目
歯並びや噛み合わせの異常は、乳幼児期の癖や乳歯の虫歯が原因となることがあります。特に指しゃぶりや舌の癖、口呼吸などの習慣は歯並びに影響を及ぼすことがあります。生活習慣の見直しも重要です。
4. 歯の磨き残しはありませんか?
子どもの歯磨きは親のサポートが欠かせません。プラーク(歯垢)を放置すると固まり、歯石となってしまい、歯ブラシでは落とせなくなります。
特に奥歯や歯と歯の間は虫歯が発生しやすいため、一人で歯磨きができるようになっても、できるだけ大人の方が仕上げ磨きをするようにしましょう。
歯科医院で適切なブラッシング方法を教わるのもおすすめです。
5. 定期的な歯科健診を忘れずに
自宅では見つけにくい虫歯や歯並びの異常を、プロの目で確認してもらうことが重要です。また、歯科医院で適切なアドバイスを受けることで、安心してお子様のお口の健康管理ができます。
当クリニックでは、「歯医者さん=怖くない」のイメージを持ってもらえるように、しっかりと「聞く」「話す」のコミュニケーションを行い、お子様の不安や恐怖感を少しでも取り除けるよう心がけていますので、歯医者さんが初めてのお子様も安心してお越しください。
まとめ
今回は、親御さんが日常生活で簡単にできる「子どものお口のチェックポイント」をご紹介しました。
子どものお口の健康を守ることは、将来の全身の健康にもつながります。日々のお口のチェックと適切なケアでサポートしてあげましょう。疑問や不安があれば、遠慮なくご相談してください。