あなたの歯を守るために知っておきたい、虫歯と歯周病のお話
「歯を失うなんて、まだ先の話」と思っていませんか?実は、歯の寿命はお口のケア次第で大きく変わります。
今回は、歯を失う2大原因とその対策、万が一歯を失ってしまったときの対応についてご紹介します。
まずは知っておきたい歯を失う2大原因
日本人が歯を失う主な原因は、「歯周病(1位)」と「虫歯(2位)」。この2つが、抜歯の約7割を占めています。日々のケアで防げる病気ですが、気づかないうちに進行してしまうこともあります。
原因① 歯周病
歯周病は、歯を失う最大の原因となっています。歯茎の炎症から始まり、やがて歯を支える骨を溶かしてしまう病気です。痛みが少ないため気づきにくく、気づいたときには歯がグラグラ…なんてことも。歯周病は年齢を重ねるごとに増えてきますが、若い人でも歯周病になるので、年齢関係なく対策が必要です。

予防法:
- 毎日の歯みがきに加え、歯間ブラシやフロスで歯と歯の間も清掃
- 定期的な歯科検診でプラーク(歯垢)や歯石除去と歯周病チェック
- 食事内容や睡眠時間、喫煙などの生活習慣も見直すことが大切
原因② 虫歯
虫歯は、口の中の細菌が糖分を分解して酸を出し、歯を溶かすことで起こります。放置すると神経を取る治療が必要になり、最終的に歯を失うこともあります。

予防法:
- 歯科医院で正しい歯の磨き方を身につけ、食後の歯磨きを心がける
- フッ素入りの歯磨きや洗口液、デンタルフロスや歯間ブラシも効果的
- だらだら食べを控えることで、口腔内の酸性時間を減らす
- 歯科医院で定期検診やのプロフェッショナルクリーニング(PMTC)を受ける
万が一歯を失ってしまったら?

歯を失ったまま放置すると、噛み合わせが崩れたり、他の歯にも負担がかかってしまいます。だからこそ、「すぐに相談」が大切。入れ歯やブリッジ、インプラントなどの治療方法がありますが、どれが自分に合っているか、歯科医師とじっくり相談して決めましょう。
まとめ
今回は、歯を失う2大原因とその対策、万が一歯を失ってしまったときの対応についてご紹介しました。歯を失うと、食事や会話の楽しみが減るだけでなく、全身の健康にも影響します。でも、予防はシンプル。「歯が痛くなる前に歯科へ」が、歯を守る第一歩です。
当クリニックは、お口の健康をトータルでサポートする「総合歯科クリニック」です。予防や様々なお口のトラブルに幅広く対応しておりますので、気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
参考
厚生労働省 e-ヘルスネット:歯の喪失の原因
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/teeth/h-04-002














