〒640-8377 和歌山県和歌山市新堺丁2
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生涯を健康な歯で過ごすためには、子どもの頃からの予防が大切です。
幼少期に健康な歯に対する意識を持つことで、虫歯、歯周病などの将来起こりうるかもしれないリスクを軽減することができます。つまり、小児歯科は、大人になった時に「健康な状態」に導く役割を担っています。
お口の中には多くの細菌が存在しています。その中のミュータンス菌をはじめとした虫歯原因菌が、食べカスの中に含まれている糖分を糧に増殖を繰り返し、プラークを形成していきます。そして、プラークが形成された状況で再び飲食を行うと、虫歯菌が糖分から酸を作り、プラークを酸性にしていきます。この酸性のプラークにより歯が溶かされていき、虫歯になってしまうのです。
虫歯になりにくくするには、以下の3点を上手くコントロールしていく必要があります。
上記のように、3大原因が重なり、時間が経過すると虫歯になるわけですから、反対に3つのうち1つでもなくなれば虫歯を防ぐことが出来る、ということになります。
虫歯を発生させる原因であるプラーク(細菌の塊)をお口の中から減らすために欠かせないのが歯磨きです。虫歯になりやすいところをしっかりと磨きましょう。
また、『磨いている』と『磨けている』とは大違い。歯磨きの癖があって、きちんと歯を磨けていないお子様はたくさんいます。きちんと歯を磨いているけど、なぜか虫歯になってしまう。そんなお子様はぜひ歯磨き指導を受けてください。
なお、小学生低学年くらいまでは保護者の方が仕上げ磨きをしてあげましょう。
フッ素は、のりや魚介類など自然界にも含まれる栄養素のひとつ。フッ素を塗布することで、歯の表面のエナメル質に取り込まれて、エナメル質自体が固くなり、虫歯になりにくくなります。
また、フッ素には歯の再石灰化を促したり、虫歯菌の活動を低下させる働きがあります。
ただ、フッ素の効果は3カ月程度しか続きませんので、定期的なフッ素塗布をおすすめいたします。
お口の中は、通常は中性ですが、食事をとると2~3分で酸性に傾きます。これは歯からミネラル分が溶け始める虫歯の前兆です。しかし唾液の働きで中性に戻り、溶け出した歯の成分も再び歯に戻されていきます。
ただし、間食の多い食生活をしていると、唾液の働き(再石灰化)が間に合わず、酸性の状態が続いて虫歯になります。したがって、正しい食生活が大切なのです。
歯が生え始めるのは、生後6カ月頃からです。生えたばかりの柔らかい乳歯は、虫歯になりやすいため、食後にしっかりとお掃除してあげることが必要です。
離乳食を食べたあとは、指に巻いたガーゼでやさしく汚れを落としてあげましょう。お口の中に指を入れることに抵抗がなくなってきたら、歯ブラシで少しずつ磨いてあげてください。
この頃に注意が必要なのは、生活を共にする親たちから赤ちゃんへと虫歯菌がうつるケースです。虫歯は細菌によって感染するため、周りの大人は口のなかをきれいに保ち、虫歯があったら治療しましょう。
この時期はかじりとりで食べ物をとる時期のため、上の前歯の裏側に食べ物がたまりやすくなります。
したがって、ガーゼを用いてしっかりと汚れを落としてしてあげる。あるいは、歯ブラシを使ってきちんと汚れをかきだしてあげることが重要になります。また、歯磨きに慣れてきたら、フッ素入りの歯磨き粉を使いましょう。
うがいをすることが難しいようであれば、ジェルの歯磨き粉など、うがい不要のものを使うといいでしょう。
2歳を過ぎると、少しずつ食べ物の種類が広がってくる時期なので歯磨きはもちろん、おやつなどの間食は、ダラダラ食べずに時間を決めるなど、とり方にも注意しましょう。
ミルクを哺乳瓶を使って長い期間飲ませていると、前歯の歯と歯の間が虫歯になることがありますので、コップを使って飲む練習をしましょう。
また、食べ物を奥歯で噛んで食べる時期となりますので、食べ物のカスが奥歯に溜まりやすくなり、そこに虫歯の細菌が溜まることで虫歯の原因となります。特に注意するべきは、上顎の奥歯です。親御さんも子どもの歯磨きをする際は、上の奥歯は見えにくいので、よく確認して歯磨きをすることが大切です。
最初に生える永久歯である第一大臼歯が生えるための準備として、乳歯が移動し始めます。その動きにより奥歯は押されて、本来隙間だった歯と歯の間が詰まります。そこに汚れが溜まることで虫歯につながります。
特に、乳歯のエナメル質は永久歯の半分程度しかないので、あっという間に虫歯が進行してしまいますので注意が必要です。歯磨きをお子様だけに任せておくと上手に汚れが取れないため、親御さんがきちんと仕上げみがきをしてあげましょう。
また、お菓子など徐々に食べれるようになりお菓子が好きな時期になります。お菓子を好きな時間に食べさせるのではなく決まった時間に食べるなどの工夫をして管理をすることが大事になります。
6歳前後から、永久歯への生え変わりが始まります。1番最初に生える「第一大臼歯=6歳臼歯」は、咬み合わせの要となるとっても大切な歯です。
この第一大臼歯は、乳歯の奥の方に生えてくるので、歯ブラシが届きづらく、虫歯になりやすいとされています。注意して仕上げ磨きをしてあげましょう。お口の中も身体も成長する時期なので、保護者のケアが不可欠です。
こじまデンタルクリニックでは、お子様の歯科治療に対する恐怖心をなくすため、基本的に、抑えつけての治療は行ないません。なぜなら、抑えつけられた経験はその子のトラウマとなって一生残る可能性があるからです。
歯科治療に対する強いトラウマを持ったお子様は、成人してからも歯科医院へ通うことが難しくなり、必要な治療を受ける時期が遅れる傾向にあります。勇気をふりしぼって来院したときには、お口の状態が相当に悪くなっていることが多く見受けられます。ましてや、歯の調子が悪くないのに定期的に歯科検診に行こう、とは到底考えてもらえません。
私たちは、お子様が自らの意志で、歯科医院へ行こうという気持ちを育むことが大切だと考えています。そのため、「歯医者さん=怖くない」のイメージを持ってもらえるように、しっかりと「聞く」「話す」のコミュニケーションを行い、お子様の不安や恐怖感を少しでも取り除けるよう心がけています。
虫歯のないお子様は、歯磨きがとても上手です。通常、歯磨きの練習は歯が生え始めたころ頃から開始しますが、慣れるまで歯ブラシを上手に動かすことはできません。虫歯にならないように、できるだけ早い時期から歯磨き指導を受けてください。
当クリニックでは、歯磨きのコツが身につく指導を行います。正しい歯磨きの習慣を身につけてもらうことで、虫歯ゼロの状態を目指します。
フッ素には、虫歯の進行を抑える働きがあります。歯科医院では、市販のフッ素入り歯磨きなどの商品よりも濃度の高いフッ素を塗布することができます。ただ、フッ素の予防効果は3~4カ月しか持続しませんので、定期的なフッ素塗布をおすすめいたします。
お子様の歯は成人と比べると、柔らかいために、歯に汚れが残っていると早期に虫歯になってしまいます。定期的に歯のクリーニングを受けていただくことで、歯磨きでは除去することが出来なかった汚れを取り除きます。歯の表面をツルツルにすることで、汚れが付着しにくいお口の環境へ導きます。
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